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ホテルなど200室借り上げ方針 宮城県、軽症者らの療養先に

宮城県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宮城県は8日、無症状や軽症の感染者の療養先として、仙台市内のホテルなど複数の宿泊施設計約200室を借り上げる方針を決めた。感染症指定医療機関の29床(7病院)、協力病院の35床(5病院)と合わせ、県内で260人以上の搬入先を確保する。
 関係者によると、宿泊施設の事業者が既に、設備の一部改修などの準備に入った。県と事業者で運用のルールを最終的に詰めた上で、今月中旬にも受け入れを始める。
 宿泊施設に入るのは、医師が入院の必要がないと判断した感染者に限定する。感染を防ぐため、動線の区分けや消毒を徹底。容体の変化に迅速に対応できるよう、医療従事者や行政職員を配置する。
 県内で感染が確認されたのは8日現在34人。退院した1人を除き、22人が指定医療機関、4人が協力病院に入院し、7人が自宅待機している。いずれも検査時点で軽症だった。
 今後増加の恐れがある重症者の重点治療に備え、感染者のうち割合が多い軽症者らが療養、健康観察を受けられる施設の確保が課題となっていた。
 軽症者らの宿泊施設での受け入れを巡っては、厚生労働省が2日、都道府県に検討を要請した。県は国の通知に先駆けて3月中旬、水面下で検討に着手。候補となる宿泊施設の情報収集や運用上の注意点の洗い出しに当たっていた。
 県はさらに、協力病院となるよう県内の医療機関と調整を続けており、病床数はさらに増える見込みだ。


2020年04月09日木曜日


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