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宮城県内の宿泊取り消し25万人 損害29億4000万円

 宮城県ホテル旅館生活衛生同業組合が新型コロナウイルスの影響について加盟施設を対象に実施した調査で、宿泊キャンセルは3月25日時点で25万4723人、損害額が29億4196万円に達したことが8日、分かった。3月の宿泊者数は前年同月の4割減で、3月末時点の4、5月の予約数は前年同月の宿泊者数の25%前後にとどまっている。

 2月末時点の宿泊キャンセルは9万3507人、損害額は11億2437万円だった。3月に入って寄せられたキャンセルは16万1216人、損害額18億1760万円に上った。
 地区別で最も多くキャンセルが発生したのは仙台市中心部の6万1633人で損害額は4億6772万円。次いで秋保(仙台市)が5万9306人、9億7600円だった。
 組合は宿泊者数などに関する営業状況調査も実施。2月の宿泊者数は前年同月比95.4%だったが、3月は59.4%と大幅に減った。4月の予約人数は前年同月の宿泊者数に対し25.5%、5月は24.7%と落ち込んでいる。外出自粛が続けば、5月の大型連休の予約キャンセルがさらに増える可能性がある。
 各施設は休館日を設けるなどの方策で苦境をしのいでいる。佐藤勘三郎理事長(ホテル佐勘社長)は「新たな予約はほぼなく、状況はさらに悪化している。値引き合戦になりかねず、終息後の回復が遅れる危惧がある」と話した。
 調査は加盟248施設を対象に実施。キャンセルに関しては、2月分が116施設、3月分は129施設が回答。営業状況調査は3月末時点の集計で116施設が回答した。仙台市内のビジネスホテル、シティーホテルの7〜8割は組合に加盟していない。


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2020年04月09日木曜日


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