
週末の杜の都閑散
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、宮城県と仙台市が不要不急の外出自粛を要請した最初の週末の4、5日、仙台市中心部は閑散とした状況が続いた。
5日は臨時休業となった商業施設が4日より増え、さらに人通りが少なくなった。いつもは市内で最も通行量が多いJR仙台駅周辺でも行き交う人はまばら。
進学で天童市から宮城野区に転居したばかりの女子大学生(18)は「仙台にはよく来ていたが、これほど人のいない駅前は初めて」と驚いた。同駅で駅弁を買った大河原町の無職女性(64)は「どこに行ってもおっかなびっくりだ」と、帰路を急いだ。
例年は花見客でにぎわう青葉区の西公園。花見の自粛を求める看板には、密集・密閉・密接の三つの「密」を避ける感染防止策も書かれていた。
2020年04月09日木曜日