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浪江・請戸漁港に活気戻る 9年ぶりに競り再開

待望の競りが始まり、活気づく請戸漁港=8日午前9時20分ごろ、福島県浪江町

 東日本大震災の津波で被災した福島県浪江町の請戸漁港で8日、約9年ぶりに競りが再開された。東京電力福島第1原発事故の影響で、福島県沿岸は今も試験操業が続く。請戸漁港には昨年10月、荷さばき場が入る水産業共同利用施設が完成し、競り再開の準備が進められてきた。
 荷さばき場で午前9時すぎに競りが始まると、水揚げされたばかりのヒラメやカレイ、ソイなどが入った箱が運び込まれた。魚は次々に競り落とされ、仲買業者のトラックに積み込まれて各地に送られた。
 競りを前に、相馬双葉漁協請戸地区代表の高野一郎理事は「これまでトラックで往復2時間かけ、相馬市の市場まで運ばなければならなかった。その負担がなくなり、大変うれしい」とあいさつした。
 新型コロナウイルスの感染拡大により、首都圏でヒラメなどの需要が落ち込んだため「予定通り競りが再開できるかどうか、一時危ぶまれた」(高野理事)という。


2020年04月09日木曜日


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