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宮城県内でも飲食、宿泊休業広がる 外出自粛で長期化も

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、需要が減少している宮城県内の飲食、宿泊業界で一時的に休業するケースが増えている。県などの外出自粛要請などが続けば、休業期間が長引く可能性もある。
 利久(宮城県岩沼市)は9日、「牛たん炭焼 利久」など県内16店を含む全国計46店を11日から2週間程度、休業すると発表した。他の店舗はテークアウト、弁当配達中心に切り替え、工場の生産も縮小。国の雇用調整助成金を活用し、従業員約2500人の半数以上が休業するという。
 担当者は「感染拡大防止を考えての決断。宮城県での外出自粛要請で売り上げの落ち込みが顕著になり、営業を続けて雇用を維持する負担も重くなっていた」と明かす。情勢次第で休業の延長も検討するという。
 仙台市太白区の秋保温泉では、ホテル佐勘と緑水亭がともに13〜30日、臨時休業する。佐勘の担当者は「営業すれば遠方からも人は来る。外出を助長することになるのもいけないと判断した」と説明する。
 「苦渋の選択だが、宿泊客と従業員双方の安全が第一だ」と語るのは、青葉区の作並温泉や宮城県松島町などに宿泊施設4軒を構える一の坊グループ(仙台市)の担当者。16日まで休業する予定だが、状況に応じて再検討する。
 白石市の鎌先温泉「湯主一條」も16日まで休業中。一條一平社長は「今の状況に疲れた人からの予約もある。休業中に今後の方策を考える」と話す。


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2020年04月10日金曜日


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