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昼は出前、飲食店応援 栗原市職員が率先垂範「少しでも力に」

「おかってマルシェ」から栗原市役所に届いた弁当

 栗原市職員が、昼食時に地元飲食店の弁当や出前を取る運動を市役所内で精力的に進めている。新型コロナウイルス感染拡大による宴会自粛で売り上げが落ち込む地元店の支援が目的。市職員が率先垂範して、他の団体や企業の事務所に協力を働き掛けている。
 平日の午前11時半以降、栗原市役所は弁当配達や出前の往来が相次ぐ。9日昼、2階フロアにはカルビと日替わりの弁当計40食が届いた。
 注文したのは市商工観光部と農林振興部。週1回、「弁当注文の日」を決め、一括注文している。多い時は両部職員の約9割が参加する。
 商工観光部の男性職員(51)は弁当持参をやめ、毎日、出前や配達弁当を利用する。「宴席が減った分、昼に還元している。少しでも力になれば」と語る。
 配達した栗原市築館の農畜産物直売所「おかってマルシェ」は3月以降、来店客が落ち込んだ。弁当販売を増やすことで、売り上げ減を2割程度に抑えているという。
 高橋千香子店長は「自粛ムードはしばらく続きそう」と、引き続き弁当販売に力を入れる方針を示す。
 栗原市が、地元商店応援運動「食って!買って!消費して!!」を始めたのは3月中旬。千葉健司市長ら市幹部は、多くの職員・社員がいる県合同庁舎、電力会社、農協などを訪れ、協力を依頼した。
 市観光物産協会のウェブサイトでは、出前やテークアウトできる店名やメニューを紹介。掲載は当初の59店から81店に増えた。
 栗原市築館にあるダイニングバー「シゼナ」は夜の営業をやめ、4日から昼のテークアウトに切り替えた。メニューはクリームイタメシなど19種に厳選した。
 鈴木優也店長は、「来客数がピーク時の10分の1まで減った。昼の反応は悪くないが、もう少しお客さんを増やしたい」と話す。
 栗原市では、帰宅時のテークアウト利用も職員に働き掛け始めた。千葉市長は、「地元消費が普段にも増して重要な局面だ」と協力を呼び掛ける。


2020年04月11日土曜日


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