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宮城・丸森町長「感染防ぎ復旧加速」 台風19号豪雨、被災半年を前に会見

台風19号から半年を前に、記者会見する保科町長

 宮城県丸森町内に甚大な被害をもたらした台風19号豪雨から12日で半年となるのを前に、保科郷雄町長が10日、町役場で記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大が復興に及ぼす影響を懸念しながらも「対策を徹底して復旧への取り組みを加速させたい」と述べた。
 感染防止のために町内では2月末から復旧支援ボランティアの受け入れを休止している。また、被災後に再開した観光施設への客足も減少している。
 保科町長は生活再建や産業再生の遅れを不安視しながらも、「感染予防への協力も支援の一つ」として緊急事態宣言の対象となった7都府県からの来町を控えてもらうよう求めた。
 町が策定を進める復旧・復興計画の中間案については、来週の住民説明会や意見公募(パブリックコメント)での声を最終案に反映させる方針。中間案では、内水氾濫があった町中心部付近を災害公営住宅や町営住宅の整備地に挙げる。保科町長は「床上浸水が二度と起きないよう、県と排水対策の強化を協議している」と述べた。
 また保科町長は同日、役場内の放送で町職員に向けて訓示。「一人一人が力を発揮することが、復旧復興やその先にある町の発展につながる」と語り、感染拡大防止へ十分に気を配るよう呼び掛けた。
 町内では10人が死亡し、1人が行方不明となっている。住宅被害は全壊100件、大規模半壊205件、半壊509件。プレハブ仮設住宅に176世帯380人が暮らす。公共土木や農林業施設、商工業などの被害総額は計約422億円。


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2020年04月11日土曜日


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