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福島県の感染ペース増 収容施設確保を急ぐ

 福島県で新型コロナウイルス感染者の増加ペースが上がっている。専門家は感染者数が2倍になる時間に注目し、9日の時点で「東京より状況が悪い」と指摘した。県は入院先の病床を従来の52床から111床に拡充させ、軽症者らの療養に使うホテルなどの募集も開始した。
 県内の感染者は10日までに36人を数えた。3月7日に1人目、14日に2人目が確認され、31日以降はほぼ毎日増加した。特に4月5日から9日にかけては、二本松市の二本松郵便局でクラスター(感染者集団)が発生した影響もあり、16人から33人と4日で2倍以上に増えた。
 県感染症対策アドバイザーの金光敬二県立医大教授は9日の記者会見で、感染者が2倍になる時間の短さを指摘。感染者の総数の違いから単純比較はできないと断った上で「東京の5、6日に対し、福島は3、4日。感染が急拡大していると言える」と警告した。
 県は10日、感染者を受け入れる病床が感染症病床32床、結核病床53床、一般病床26床の計111床になったと発表した。8日には軽症者や無症状者向けに借り上げるホテルや旅館の募集を始めた。
 退院した3人を除く33人は全員が軽症。今後、県は軽症者を一般病床や旅館に移して感染症病床の空きを確保し、重症者の発生に備える。県地域医療課は「今後は感染者の重症度に応じた医療機関ごとの役割分担も議論する」と説明した。


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2020年04月11日土曜日


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