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「雪解け牡蠣」うま味上々、首都圏へ出荷ピーク 岩手・陸前高田

付着物を取り除き、殻の表面をきれいにする佐々木さん(左)

 岩手県陸前高田市の広田湾で春に水揚げするカキ「雪解け牡蠣(がき)」の出荷がピークを迎えている。冬場より身が大きいのが特長で、7年目の今季は8万個を販売する予定。生産者の養殖業佐々木学さん(36)=陸前高田市米崎町=は「味や品質は抜群。今年もおいしく育った」と胸を張る。

 栄養分が豊富な雪解け水が気仙川から広田湾に流入。春の風が海水をかき回し、プランクトンが増えることで大きく育つという。
 7日は広田湾に面した作業場に10人ほどが集まり、塊になっているカキを一つずつに分け、海藻やフジツボを取り除いて出荷の準備を進めた。
 東日本大震災からの復興に向け、2014年春に「雪解け牡蠣」の販売を始めた。今季は暖冬の影響で成長が早く、3月20日ごろから出荷を開始。東京の豊洲市場や首都圏の飲食店に届けるほか、個人にも通信販売している。
 出荷作業は5月初めの大型連休ごろまで続く。佐々木さんは「味の良さからリピーターが増えている。首都圏などでは『広田のカキ』の認知度が高まっており、ブランド化が定着しつつある」と手応えを語った。


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2020年04月12日日曜日


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