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津波被災の石巻市北上支所、複合施設として業務開始

業務が始まった複合施設

 東日本大震災の津波で被災し、石巻市北上町十三浜のにっこりサンパーク敷地内に移転再建された市北上総合支所と公民館などの複合施設が13日、業務を始めた。北上地区の拠点エリアとして集積する公共施設の整備が全て完了した。
 拠点エリアは旧北上総合支所から南西に約2キロ離れた海抜約30メートルの高台に整備。約2万5000平方メートルの敷地に複合施設のほか北上小、北上こども園などを集約した。
 複合施設は鉄骨一部鉄筋コンクリートで地上2階、地下1階。延べ床面積は2672平方メートル。市図書館北上分館、北上地区放課後児童クラブが入る。被災し営業休止中だった北上郵便局も1階に新築移転した。
 13日は郵便局の営業開始前に式典があり、亀山紘市長ら約25人が出席。テープカットで再開を祝った。
 亀山市長は「住民の利便性が大いに高まるとともに拠点地区としての機能発揮に寄与すると期待している」とあいさつした。にっこり自治会の千葉宏一会長(73)は「高齢者が多い地域にとって全ての公共施設が集まったことは心強い」と述べた。
 市北上総合支所では震災の津波で少なくとも職員と住民ら計54人が犠牲になった。複合施設の落成式は4日に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた。


2020年04月14日火曜日


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