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「限界近い」児童館悲鳴 学校開放進まず学童保育急増 宮城・大崎

過密化が懸念される学童保育の現場=宮城県大崎市内

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校により、宮城県大崎市内の児童館で開設されている放課後児童クラブ(学童保育)の過密化などへの懸念が高まっている。休校期間が長期化し、児童館長らは「感染対策も職員の疲労も限界に近い」と訴え、学校や保護者との連携推進を求める。
 大崎市の市立小学校は19日までの臨時休校が決まっている。3月3日に始まり、子どもたちは春休みを含めて1カ月半以上、学校に通わない。
 市内では18カ所で公設の学童保育が運営される。古川のある児童館には毎日70〜80人の児童が集まる。館内で午前7時半から午後7時まで過ごす子どももいるという。
 館長は「窓の換気を小まめにし、天気の良い日は庭や遊戯室などに子どもたちを分けてなるべく密集しないように注意しているが、学校に比べると狭いため対応には限界がある」と漏らす。
 別の児童館では4月から、新1年生が加わり3年生まで約90人が連日来館する。館長は「備蓄のマスクやアルコール消毒液が減っている」と危機感を募らせる。
 厚生労働省は3月24日、各都道府県知事に「学校の臨時休業中に放課後児童クラブが開所する場合、積極的に学校施設の活用を推進するため教育委員会との連携を積極的に図ること」と通知した。
 要請に基づき、気仙沼市教委は今月10日以降、午前8時半〜午後4時に小学校を開放。教諭が自主学習を支援する。角田市では、午前8時に小学校を開放し、午後2時以降は児童センターに子どもたちを引き継ぐ措置が、8日から行われている。
 一方で、臨時休校に入って以来、大崎市の小学校が児童に開放されたのは最大で3日間にとどまる。市子育て支援課の担当者は「各家庭に児童館の利用自粛を呼び掛ける一方、市教委にも協力を要請している」と検討を急ぐ。


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2020年04月14日火曜日


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