宮城のニュース

「後手の対応」「場当たり的だ」 仙台市議会で批判続々 市の始業式・入学式延期

新入生を迎える準備が整った教室=15日午前10時30分ごろ、仙台市宮城野区の宮城野小

 郡和子仙台市長が14日夜に急きょ発表した市立小中高校の始業式、入学式の延期に関し、市議会各会派は「判断は理解できる」としつつも、遅れた政治決断に「後手の対応」「場当たり的だ」と批判が相次いだ。

◎政治決断には一定の理解

 「お粗末なリーダーシップとしか言いようがない。組織として機能しているとは思えない」。自民党の斎藤範夫会長はこう断じ「危機管理は中長期的な視点に立って、考えなければならない」と注文を付けた。
 公明党市議団の鈴木広康団長は「突然の判断だった」と驚いた。郡市長が14日夜の緊急記者会見で、無症状者の陽性反応を「想定しにくかった」と釈明したことに「可能性を考えるべきだった」と指摘した。
 「判断が遅すぎる。授業再開の延期と同時に、始業式なども大型連休後と決めるべきだった」と批判したのは民主フォーラム仙台の村上一彦代表。「大勢の児童生徒と保護者、教職員を混乱させた。来年夏の市長選への影響は間違いなくある」と今後を見通した。
 共産党市議団の嵯峨サダ子団長は「難しい判断だったと思う」と政治決断に一定の理解を示した。社民党市議団の石川建治幹事長も「これを市長の評価につなげるのは安易。まずはこの危機を乗り越えることが肝心だ」と冷静に語った。
 蒼雲の会の安孫子雅浩代表は「非常に残念。最初から時間的余裕を持ち、入学式や始業式の時期を設定してほしかった」と話した。
 1人会派「市民と未来のために」の伊藤優太議員は「想定が甘い。郡市政の危機管理能力は0点だ」と切り捨てた。


2020年04月16日木曜日


先頭に戻る