宮城のニュース

宮城の私立校でネット授業 自宅から配信する教員も

パソコンを通じて生徒たちと意見交換をしながら、遠隔授業を進める仙台育英高の教員

 新型コロナウイルスの感染拡大で小中高校の臨時休校が続く中、宮城県内の私立学校でインターネットを使い遠隔授業を始める動きが広がっている。パソコン1台あれば自宅から授業動画の配信ができるため、教員のテレワークにもつながっているという。
 「この問題は全員ができていましたね」。15日午後、仙台育英高の宮城野校舎(仙台市宮城野区)。生徒がいない教室で教師1人がパソコンに話し掛ける。
 パソコンを通じて行われていたのは高校3年の数学の授業。画面中央には数式が書かれ、右横には受講する生徒の顔が映り込む。
 双方向の通信ができるビデオ会議アプリ「ズーム」を使い、教師は生徒の反応を見ながら授業を進める。1時限60分。生徒同士の会話も可能だ。数学担当の小保内(おぼない)陽大教諭は「一方的に教えるのではなく、生徒の間で意見を交わす活発な授業を心掛けている」と話す。
 同校の遠隔授業は、9日から学年やコース別に段階的にスタートした。生徒にWi−Fi機器を貸し出すなどして準備を進め、15日現在、全校生徒の4割弱に当たる約1100人が配信を受ける。受験を控えた3年生の場合、1日に最大5時限を受講する。
 自宅から授業を配信する教師もおり、コロナウイルス感染防止策になっているという。
 東北学院中・高(宮城野区)は20日、ウェブ授業を始める。全校生徒約1400人を対象に、1日に4時限(1時限45分)配信する予定だ。
 生徒がパソコン画面を見続けることを避けるため、15分をめどに課題を出すなどの工夫した授業を実施するつもりだという。岩上敦郎副校長は「ウェブの長所を生かした授業を展開して、新型コロナウイルス対策と学ぶ態勢の両立を目指したい」と話す。


関連ページ: 宮城 社会 新型コロナ

2020年04月16日木曜日


先頭に戻る