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「グリーングリーン」2次感染防止を徹底 宮城県、療養先

個室仕様にした部屋。ベッド1台を取り外している
療養者は部屋のトイレを使うため、共同トイレの入り口には立ち入り禁止のテープが貼られている

 県は15日、新型コロナウイルスに感染した軽症者と無症状者の療養先として借り上げた仙台市青葉区作並のホテル「La楽リゾートホテルグリーングリーン」の内部を報道陣に公開した。最大で約200人を受け入れる設備面の準備はほぼ整い、今週中に運用を始める予定。

 2次感染を防ぐため、三つの活動区域を設定。職員や従業員が動く「緑」、防護服や手袋を着脱する「黄」、患者が移動する「赤」で区分けした。動線はテープで明示し、注意喚起のお知らせを各所に張った。
 部屋は28平方メートル、50平方メートルの和洋室。バストイレ付きで、無線通信Wi−Fiも利用できる。元々ツインベッドを備えるが、大半で1台取り外し、個室仕様に変えた。
 ホテルでは、研修を受けた県職員や看護師が従事。日中は5人、夜間は2人で対応する。市中心部から車で約30分の距離に位置することから、患者の容体急変に備え、医師と看護師が常駐できないか調整を進めている。
 県医療人材対策室の担当者は「安心して業務に従事できるよう準備はできた」と話した。周辺住民への説明会も14日に行い、理解を得たという。

◎約2週間の隔離生活は…

 県内で新型コロナウイルスの感染が確認された軽症者と無症状者は、仙台市青葉区作並のホテルで約2週間の療養生活を送ることになる。陽性の判明から、陰性となり療養先を出るまでの流れをまとめた。
   
 医師から宿泊施設での療養が適切と判断されると、県が手配する民間救急車で搬送される。療養者専用の玄関を入り、受け付けを済ませた上で、床に貼ったテープで示された矢印の案内に従い部屋まで進む。
   
 検温は午前、午後と1日2回。午前中に看護師や保健師が健康状態を電話で確認する。部屋では自由に過ごせる。リフレッシュのため、廊下に出て体を動かす時間を1日30分間設ける。外出はできない。
 食事は朝昼夕3回。ホテル従業員が部屋の前まで弁当を届ける。使い捨て容器を使い、食事後はごみ袋に密閉して回収する。シーツの取り換えや掃除、洗濯は自身で行う。道具や洗剤は部屋に備える。
 療養中に足りなくなった物など、家族からの差し入れは可能。

 療養先で行う検査で2回続けて陰性が確認されれば、退所となる。療養中の宿泊食事代は国費で賄うが、帰宅の費用は自己負担という。


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2020年04月16日木曜日


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