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石巻・旧大川小校舎周辺で震災遺構工事始まる

震災遺構として保存する旧大川小整備工事の安全祈願祭
震災遺構として保存する旧大川小整備工事の安全祈願祭

 東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が犠牲となった旧石巻市大川小を震災遺構として保存するための工事が16日、始まった。被災校舎を現状のまま残しながら周辺に展示施設や広場を整備。震災の教訓を後世に伝えていく。
 2021年3月に完成し、翌4月以降の利用開始を予定する。今後の来訪者について、市は全面的な立ち入り禁止にはせず、工事の進捗(しんちょく)状況に合わせて対応する方針。
 計画は桜並木や植え込みなどで校舎周辺を区切る。校舎を含む「震災遺構」、校舎西側の「追悼の広場」、山沿いの「鎮魂の森」、校舎北西側の「駐車場」の4エリアに分ける。
 工事は大型連休明けに本格開始する。校舎南西側に設ける展示室を備えた管理棟の建設工事は6月以降に始まる予定。
 16日に現地で安全祈願祭があり、工事業者ら約15人が出席した。外構工事を担う南光運輸(石巻市)の三浦正巳緑化土木営業所長は報道各社の取材に「安全を最優先に、きちんとした慰霊の場となるよう工事を進めたい」と話した。
 市震災伝承推進室の水沢秀晃室長は「来訪者にある程度配慮しながら、入れる範囲を検討したい」と話した。


2020年04月17日金曜日


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