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緊急事態宣言全国拡大から一夜 仙台の通勤客「対応遅い」

マスク姿でJR仙台駅前を通勤する人たち=17日午前8時25分ごろ、仙台市青葉区

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、緊急事態宣言の対象が全国に拡大されて一夜明けた17日、仙台中心部では通勤する人たちからは政府の対応に不満が噴出した。宣言の効果を疑問視する一方、「プライベートの外出を控える」と不要不急の外出自粛に理解を示す人もいた。

 「宮城県内でも感染者が多く出ている。宣言の対象拡大は遅い」と憤るのは宮城県大和町の会社員遊佐明星(あかり)さん(18)。県内の感染者は16日現在、13人増え計78人になった。「こんな状況で通勤するのは不安。対象拡大で何が変わるのかが分かりにくい」と詳しい説明を求めた。
 金融機関に勤める大崎市の佐々木慶幸さん(63)も「もっと早く全国に拡大するべきだった」と指摘。1時間遅く時差出勤するなど感染防止を心掛けているといい「マスクなどが買えない。全員が確保できる対策を打ってほしい」と訴えた。
 宮城野区の会社員高原あゆみさん(36)は「人通りが減ったように感じられない。宣言はようやく出たが、タイミングが遅かった」と話した。
 緊急事態宣言の対象が全国に拡大され、外出自粛要請は法的な根拠を持つことになったが、出勤せざるを得ない人も多い。
 若林区の会社員船倉邦矩(くにのり)さん(34)は「内部システムを管理する仕事のため、テレワークができない。プライベートではできる限り外出を控えたい」と話し、足早に仕事先に向かった。
 東京に家族3人を残し、宮城野区で単身生活を送る保険会社勤務の中山猛さん(52)は仙台からしばらく出られそうにない。「営業職は3日前から自宅待機になった。休みになっても東京に帰ることができず、今は我慢するしかない」と語った。


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2020年04月17日金曜日


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