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週末の仙台一変 郊外店ではまとめ買い増 中心部の人通り8割減

まとめ買いする客が増えた食品売り場。新型コロナ対策のため、会計を待つ客は間隔を空けて並ぶ=18日午後0時15分ごろ、仙台市青葉区のみやぎ生協桜ケ丘店

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国に緊急事態宣言が拡大されて初の週末を迎えた18日、仙台市郊外のスーパーは食品などをまとめ買いをする利用客が目立った。一方、仙台市中心部の人通りは大幅に減少し、対照的に閑散とした。

 仙台市青葉区のみやぎ生協桜ケ丘店は午前中の早い時間帯が混雑した。女鹿(めが)秀輝店長は「食品をまとめて購入していく人が増えた。このところの全体の売り上げは前年比1割増となっている」と話した。
 青葉区の主婦河野光江さん(64)は「東京の長男に送りたい」とレトルト食品や即席麺を買い求めた。同区の無職阿部公夫さん(79)は「しばらく買い物に来ないで済むよう多めに買った。当面は自宅の草むしりをして過ごす」と語った。
 仙台市青葉区の中心商店街は、外出自粛が呼び掛けられる前の週末とは全く別の表情を見せた。
 クリスロード商店街の三滝不動尊・三原堂前の同日午後1時〜2時の歩行者通行量は河北新報社の調べで1479人。昨年5月の日曜日に仙台商工会議所などが同じ場所で実施した調査では7192人だった。
 雨が降った18日と薄曇りだった昨年の調査を単純に比較できないが、数字上では人通りが8割減った。
 三滝不動尊前のお茶の菅原園の菅原那子さん(24)は「普段に比べ大幅に人が減っている。大きな店は補償や保険金があるのだろうが、小さな店だと営業を自粛するべきタイミングが分からない」と話した。
 市中心部は、百貨店や服飾、喫茶店などが臨時休業する一方、ネットカフェやドラッグストア、遊技場、携帯電話店などが営業を続けていた。
 臨時休業中の藤崎を訪れた仙台市太白区の無職福家(ふけ)正博さん(77)と妻の由利子さん(73)は「家ではテレビを見るだけで、外出はスーパーばかりだった。おいしいもの買って帰ろうと思ったのに、残念」と話し、足早に商店街を後にした。


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2020年04月19日日曜日


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