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仙台市バスと地下鉄の利用、外出自粛で激減 土曜休日は7割減も

外出自粛で利用者が激減している仙台市地下鉄

 仙台市交通局は21日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う市バス、市地下鉄の利用への影響をまとめた。1日当たりの乗車人員(速報値)は、外出自粛の要請があった4月(1〜17日)に激減。土曜休日は市バスが前年に比べ6割以上減り、市地下鉄も南北線が7割減、東西線が7割以上減といずれも大幅に落ち込んだ。
 市交通局によると、3月の市バスは平日が1日7万9723人、土曜休日が3万8276人の利用にとどまり、前年同月を20.0%、29.2%下回った。
 4月は、平日が6万1277人、土曜休日が2万411人とさらに減少。3月に比べ1万8000人前後落ち込み、前年同月比も平日43.0%減、土曜休日65.6%減となった。
 市地下鉄の3月は南北線が平日14万9200人(前年同月比15.8%減)、土曜休日7万3500人(33.7%減)。東西線が平日5万3400人(15.9%減)、土曜休日2万8700人(31.5%減)にとどまった。
 4月に入ると、減少に拍車が掛かり、南北線は平日11万9200人(36.9%減)、土曜休日3万5300人(70.0%減)、東西線は平日3万9900人(46.8%減)、土曜休日1万3000人(74.5%減)まで落ち込んだ。
 おおむね朝夕の通勤時間帯は約4割、午前9時〜午後4時ごろの日中は約5割、午後10時以降は約8割の減少がみられるという。
 市交通局は2019年度の高速鉄道事業会計で、東西線の1日平均輸送人員を8万2000人と設定。開業以来初めて、当初の開業時の需要予測8万人を超えると見込んだが、目標達成は難しい状況となった。
 営業課の担当者は「利用減が短期間で回復しない限り、20年度の8万人達成は難しいだろう」と語った。
 市バスも全路線が赤字で経営改善計画を実行中。経営企画課の担当者は「収支への影響はまだ分からないが、厳しい状況に変わりはない」と危機感を示した。


2020年04月22日水曜日


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