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創薬・素材開発へ前進 放射光施設の基本建屋着工 仙台

起工式でくわ入れをする高田理事長(左)ら=仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパス(光科学イノベーションセンター提供)
基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設を巡り、産学連携組織の光科学イノベーションセンター(同)は22日、基本建屋の新築工事起工式を現地で開いた。22年度末の完成を見込む。
 基本建屋は鉄骨2階、地下1階で延べ床面積約2万5000平方メートル。建築費約110億円。線型加速器や円形加速器、放射光を取り込むビームラインを設置し、利用者の交流スペースや実験準備室も整備する。
 起工式は新型コロナウイルスの感染拡大を受けてセンターの関係者ら8人のみが出席。センターの高田昌樹理事長は「放射光施設は治療薬やワクチンの開発などにおいて強力な道具として期待されている」と意義を強調した。
 放射光施設は「巨大な顕微鏡」と呼ばれ、物質をナノ(10億分の1)レベルで分析する。仙台の次世代型は物質の機能を見る「軟エックス線」領域に強みがあり、創薬や素材開発など幅広い分野への産業応用が見込まれる。


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2020年04月23日木曜日


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