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<いぎなり仙台>巡る春この本読むべ!「宇宙はなぜ『暗い』のか?」 好奇心くすぐる入門書

宇宙はなぜ「暗い」のか?
十河弘さん

 宇宙に無限の星が散らばっているなら、空は太陽のように明るいはず−。
 「宇宙はなぜ『暗い』のか?」(ベレ出版)は、誰もが当たり前と思っている夜空の暗さへの疑問を基に、謎をひもとく天文学の入門書です。
 地動説などの学説に触れつつ「宇宙のちりが恒星の光を吸収する」といった仮説を検証。最新の研究結果も紹介し、最後は壮大な宇宙の仕組みが見事に説かれる。読み手の好奇心を引き出す巧みな展開で、読み応えがあり、広く、深い。
 著者は元東北大助教(現東京都市大准教授)で天文学者の津村耕司さん。写真や図解を交えた解説は分かりやすく、中学生にも理解できるはずです。
 子どもの頃に天文に興味を持ち始め、手にした別の入門書との出合いをきっかけに、幅広いジャンルの本を読むようになりました。1人で過ごす時間の多い今こそ、興味のあることにのめり込むチャンス。作者と対話するつもりで、楽しいことを見つけるヒントに巡り合ってほしいです。=随時掲載=

◎気軽に観測楽しんで/仙台弁護士会長 十河弘さん(51)

 趣味の天体観測で宇宙のことを考えると、日々の苦しみや悩みが小さいことに思えてきます。いつの時代も、星空は人々を励ましてきた存在。一人きりでも、自宅のベランダから見ることができる。この時期は夕方、西の空にさんぜんと輝く金星がお薦めです。


2020年04月23日木曜日


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