青森のニュース

中止の青森ねぶた 再開願いネットで協演 おはやし団体が動画配信

各メンバーが自宅で笛や太鼓を演奏する動画

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って今夏の開催が見送られた青森ねぶた祭のおはやし団体が、笛や太鼓を会員それぞれの自宅で演奏する動画の配信を始めた。子ども向けの演奏講座など今後も動画を制作・配信していく予定で、祭り再開に向けて熱気をつないでいく考えだ。
 運行団体の一つ、日立連合ねぶた委員会(青森市)でおはやしを担当する「青森ねぶた凱立(がいりゅう)会」(会員150人)が15日、動画投稿サイト「ユーチューブ」にチャンネルを開設した。
 「ラッセラー」の掛け声とともに、会員9人が自宅で同じ音源を聴きながら、笛や太鼓、手振鉦(てぶりがね)を軽快に演奏。スマートフォンで撮影し、約5分にまとめた動画を配信した。青森県内だけでなく東京で撮影に臨んだ会員もいた。
 太鼓で参加した凱立会の大角地直樹会長(48)は「離れた場所にいても息ぴったりに仕上がった」と話す。動画配信によって、会員の意欲や演奏技術を維持したいとの思いも強い。
 日立連合ねぶた委員会は、50年以上祭りに参加する運行団体。凱立会は昨年まで6年連続で囃子(はやし)賞を受賞した。感染防止に役立ててもらおうと、第2弾としておはやしに合わせた手洗い動画も公開している。
 今後、ねぶた祭の歴史を伝えたり、小学生向けに演奏を手ほどきしたりする動画などを順次配信する。大角地会長は「来年は開催できると信じている。全国のねぶたファンは、動画で気分を高めながら待っていてほしい」と呼び掛けた。


関連ページ: 青森 社会 新型コロナ

2020年04月24日金曜日


先頭に戻る