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非公表の津波浸水想定 岩手知事、公表へ調整

 日本海溝・千島海溝沿いでマグニチュード(M)9クラスの巨大地震が発生した場合の岩手県沿岸の津波浸水想定が非公表とされた問題で、達増拓也岩手県知事は23日、早急に地元市町村と調整して公表されるべきだとの考えを示した。
 国は21日に青森、宮城、福島3県沿岸の詳しい浸水想定を公表したが、岩手分は県や市町村の要望を踏まえて非公表とした。達増知事は定例記者会見で「今の段階で公表すると誤解が生じるとの声が市町村から出たので、国に(非公表を)要請した」と述べた。
 「浸水想定の何が理解できずに誤解が生じるのか」と尋ねられると「なかなか一言では言えない」とはぐらかした。住民の避難意識を深める想定の役割には理解を示し「いたずらに先送りはよくない。早急に調整したい」と語った。
 内閣府の想定では宮古市に最大29.7メートルの津波が襲来する。防災の専門家らは「浸水エリアの非公表は無責任」と批判している。


2020年04月24日金曜日


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