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福島・一陽会病院の患者感染 濃厚接触者全員が陰性

 福島市は23日、30代女性入院患者の新型コロナウイルス感染が確認された同市の一陽会病院の濃厚接触者らに対する検査で、同日までに結果が判明した45人は全員が陰性だったと発表した。
 市や病院によると、女性がいた4階病棟には他に27人が入院していた。市保健所は濃厚接触者と位置付けた27人と、女性の看護に当たるなどした職員18人を優先し、22、23の両日に検査を実施した。
 女性の陽性が判明した22日時点で同病院には入院患者が130人、職員は168人いた。市保健所は残る入院患者と職員の健康観察を続ける。

◎福島市、患者の検査実施せず

 新型コロナ感染が確認された一陽会病院の30代女性入院患者を巡っては、病院側が早い段階でPCR検査実施を求めたが、福島市が検査対象に当たらないとして見送ったことが明らかになった。市は23日夜に開いた緊急記者会見で「不適切な対応だった」と陳謝した。
 病院や市によると、女性は16日に発熱などの症状が現れた。病院はインフルエンザを疑い、19日までにインフルエンザの検査を2回実施。ともに陰性だったのにもかかわらず症状が4日続いたため、20日午前に胸部のコンピューター断層撮影(CT)検査をした。
 肺炎が認められたため、病院は市保健所にPCR検査の実施を相談。市保健所は「濃厚接触の可能性がない」などの理由でいったん見送ったが、20日午後に病院長が強く働き掛け、21日にようやく実施された。
 市保健所の中川昭生所長は「女性は2カ月間入院しており、今月1日以降は面会もなかったことなどからまずは様子を見ることにした」と説明。「主治医が検査が必要と判断し、市に要請した時点で重要性を認識すべきだった」とわびた。


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2020年04月24日金曜日


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