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GW越境自粛要請 東北、新潟7県2市きょう宣言

大型連休がスタートし、行楽地などに向かう車で混雑する東北自動車道下り線(右)=2019年4月、白石市福岡

 新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、東北、新潟7県の知事と仙台、新潟の両市長は23日、ゴールデンウイーク(GW)の連休中に県境を越える外出の自粛、事業者への確実な対策を強く求める「東北・新潟緊急共同宣言」を出す方針を決めた。7県2市での共同宣言は異例。帰省や旅行で人の往来が増える懸念から、圏域一体での連携が必要と判断した。9人の連名で24日発表する。
 共同宣言では「早期の終息を目指し、不退転の決意で、地域一丸となって取り組む」と強調。GWの連休が終わる5月6日まで、感染拡大の阻止に向けた7県民の結束を訴える。
 具体的には、県境をまたぐ往来や感染者の増加が続く首都圏や関西への移動を控えるよう要望。クラスター(感染者集団)が多数発生した接待を伴う飲食店の使用を慎むよう求める。
 スーパーやドラッグストアなど、生活必需品の買い物をする店舗の利用方法にも言及。家族連れで行かないなど密閉、密集、密接の「3密」の回避を呼び掛ける。
 大型連休中も営業する事業者には、在宅勤務や時差通勤といった接触機会の低減を要請。発熱などがみられる従業員を出勤停止にしたり、3密を避ける工夫を講じたり、確実な対策を講じるよう依頼する。
 新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言が全国に拡大された16日以降、東北6県と新潟県、北海道の8道県知事でつくる北海道東北地方知事会で検討が本格化。北海道は重点対策が必要な「特定警戒都道府県」に指定されているため、7県に仙台、新潟の両政令市を加えた枠組みとした。
 東北6県では23日、新たな感染に関する発表はなく、感染者の累計は計252人。内訳は宮城が最多の84人(うち仙台市64人)、山形、福島各65人、青森22人、秋田16人(再感染者を含む)。岩手は全都道府県で唯一、感染が確認されていない。


2020年04月24日金曜日


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