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仙台市、教員の在宅勤務開始 職員室の「3密」回避

在宅勤務が始まり、教職員の姿がまばらな上杉山通小の職員室

 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、仙台市立小中高校などで24日、教職員の在宅勤務がスタートした。県の休業要請の対象施設に学校が含まれたことを踏まえ、市教委が各学校に指示した。授業再開を予定する5月7日まで、交代制で登校か在宅で勤務する。

 市教委によると、在宅勤務の導入は職員室の密閉、密集、密接の「3密」回避が目的。児童生徒の個人情報に関わる資料は持ち出せないため、学級だよりや学習計画書の作成、授業再開後に使う課題プリント作りなどに励んでもらう。
 在宅勤務は教育公務員特例法が定める「承認研修」として実施する。職場を離れて働くことを認める制度で、自宅にいても出勤扱いとなる。校長の承認が必要で教職員は前日までに在宅勤務の計画書を提出し、事後に報告書をまとめる。
 青葉区の上杉山通小は臨時休校の再延長が決まった翌日の16日、一足早く在宅勤務を取り入れた。約60人の教職員を3グループに分け、1グループは登校し、2グループは在宅で働く。
 自主的な取り組みのため有給休暇を消化する形で始めていたが、24日以降は出勤扱いになった。白井剛次校長は「年度当初に有給休暇をたくさん取得しなければならなかったが、これで先生方の不安感を解消できる」と胸をなで下ろした。
 若林区の小学校は24日から登校する教職員を普段の3割に減らし、残り7割は在宅勤務とした。27日以降は1〜4年生の預かり自粛を要請しており、登校する児童が少なければ教職員の数をさらに1割減らす。
 在宅勤務によるしわ寄せもある。若林区の別の小学校は教職員が週2回ほど学区内を巡回し、外で遊ぶ児童に「なるべく自宅にいるように」と声を掛けているが、週1回に減らさざるを得なくなった。教員の一人は「新型コロナから子どもを守る活動だったが、やむを得ない」と受け止めた。


2020年04月25日土曜日


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