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東北・新潟の越境自粛を 7県2市、GWへ共同宣言

GWの東北道下りラッシュ=2019年4月

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東北、新潟の7県知事と仙台、新潟の両市長は24日、ゴールデンウイーク(GW)の連休中に県境をまたいだ移動を控えるよう強く求める「東北・新潟緊急共同宣言」を正式発表した。7県2政令市による広域的な取り組みは異例。連休が終わる5月6日まで人の往来を抑え、感染に歯止めをかけたい考えだ。
 宣言は(1)観光目的の外出(2)首都圏や関西への訪問(3)7県への帰省−を自粛し、集団感染が多発した「接待を伴う飲食店」を利用しないことを要請。生活必需品を購入する際も密閉、密集、密接の「3密」回避を求めた。営業する事業者には、在宅勤務や時差出勤を促した。
 村井嘉浩宮城県知事と郡和子仙台市長は県庁で記者会見した。村井知事は「この連休に油断すれば、一気に急増する。歯を食いしばって頑張る時期だ」と強調。郡市長は「東日本大震災と新潟中越地震から立ち上がった東北と新潟が心を一つにし、危機を乗り越えよう」と結束を訴えた。
 吉村美栄子山形県知事は村井知事とともに、他県に働き掛けたと明かし「県境を越えた協力は大きな発信力になる」と期待。内堀雅雄福島県知事は「離れた家族とは電話やパソコンでやりとりし、自宅で過ごしてほしい」と呼び掛けた。
 宣言は新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言の全国拡大を機に、8道県でつくる北海道東北地方知事会の枠組みで検討に着手。「特定警戒都道府県」に指定された北海道を除く7県と両政令市で宣言を出す形でまとまった。


2020年04月25日土曜日


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