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宮城県警、客引きやスカウト警戒 場所や時間帯に変化、人通り多い日中の相談増

繁華街周辺を巡回する警察官ら=24日午後9時15分ごろ、仙台市青葉区中央2丁目

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、仙台市の中心繁華街で多くの店舗が休業に踏み切る中、宮城県警が客引きやスカウトの動向に警戒を強めている。数は減っているものの、場所や時間帯を変え、犯行に及ぶ傾向がある。4月に入り、昼間に繁華街周辺で不審な人物から声を掛けられたという市民からの相談が多く寄せられており、県警が取り締まりに当たっている。
 県警と市は24日夜、約30人で青葉区国分町やJR仙台駅周辺の商店街を巡回し、客引きや店舗の空き巣被害などを警戒した。
 この日は市の休業要請を受けた遊興施設などが対応を本格化させる前夜。国分町でたむろする若者が目に留まり、県警幹部の一人は「数が減っているはずなのに、今夜は客引きが多いように見えた」と話した。
 市が10日夜に実施した実態調査で、国分町やJR仙台駅前といった市中心部で約550人、客引きとみられる人物が確認された。新型コロナの感染拡大が深刻になる3月以前と比べ、4割近く減った。
 県警も4月以降、客引きの数は減ったとみている。一方で、日中のスカウト行為が目立ち始め、21日には県迷惑行為防止条例違反の疑いで、無職の男(20)が仙台中央署に現行犯逮捕された。
 男は21日午後2時45分ごろ、青葉区中央2丁目で、女性の私服警察官に「キャバクラとか」などと声を掛けた疑いがある。同署によると、男は「生活費を稼ぐためにスカウトをした」と話したという。
 同署は新型コロナの影響で、夜の繁華街と比べ人通りが多い日中の商店街などで、スカウト行為が増えたとみている。最近は「昼間にマスクを着けていない男に突然、話し掛けられた」との相談が相次いで寄せられているという。
 仙台中央署の小出秀幸生活安全課長は「スカウトも頭を使って動いている」と分析。今後も時間帯や範囲を広げ、警戒を続ける方針だ。


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2020年04月26日日曜日


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