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鬼の形相、魔よけの神様「お人形様」感染防いで 塗り絵を田村市がHP掲載

田村市が作ったお人形様の塗り絵
屋形のお人形様(田村市提供)

 新型コロナウイルス感染症の終息の願いを込め、福島県田村市は同市船引町に伝わる魔よけの神様「お人形様」の塗り絵を作った。市ホームページ(HP)でダウンロードできる。市は「外出自粛が続く中、在宅の時間を楽しみながら多くの人に御利益があればいい」と期待する。

 お人形様は江戸時代、悪疫が流行した際に磐城街道沿いの集落で祭られたとされる。木やわらなどで作られ、高さは約4メートル。鬼のような形相の大きな顔が特徴で、なぎなたや刀を持って両手を広げ、とおせんぼのしぐさをしている。
 現在は朴橋(ほおのきばし)、堀越、屋形の3地区に1体ずつ計3体が残る。2001年、福島県の無形民俗文化財に指定されている。
 塗り絵はそれぞれ表情が異なる3地区のお人形様の顔をイラストにし「疫病退散!」の文字を記した。HPでは、お人形様の由来や特徴を紹介している。
 市観光交流課の担当者は「アマビエのようにかわいらしくはないが、家族で塗り絵を楽しんでほしい。新型コロナが終息したら、ぜひ迫力のある実物を見に足を運んでもらいたい」と話した。


2020年04月26日日曜日


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