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自慢の一皿届けたい 仙台・長町の3商店街が飲食店共同で宅配

配達に使う容器を準備する大友さん=仙台市太白区長町3丁目の「パブリックコーヒー&バー」

 新型コロナウイルス感染拡大で苦境に立たされた仙台市太白区長町の飲食店主たちが27日、ランチで出す自慢の一皿を共同で宅配するサービスを始める。厳しい経営環境を打開しようと、街のカフェや洋食店が団結。地元の巣ごもり需要に応え、なじみの味を自宅で楽しんでもらう趣向だ。

 長町地区にある3商店街の事業者でつくる長町商店街連合会の飲食部会が企画。賛同した居酒屋や米穀店など7店舗で20日設立した「ながまち宅配便」が商品を届ける。
 メニューは牛タン弁当やおにぎり、チキンカリー弁当、ケーキセットなど計13種類。価格は500〜2000円。各店1〜3種類を配達向けにアレンジした。
 営業拠点は、JR長町駅近くのカフェ「パブリックコーヒー&バー」。感染拡大の影響で4月上旬から休業している。
 拠点には毎日午前中に1メニュー当たり10品を準備。電話で注文を受け付け、長町駅から約2キロ圏内で配達を行う。
 同店店長で飲食部会の代表を務める大友隆嗣さん(39)は「苦しい状況で何ができるか。個別では情報発信に限界があり、協力して取り組んだ方が効果があると考えた」と説明する。
 創業48年の洋食屋「イタリアン食堂マンマ・ビバ」は看板メニューの特製ハンバーグ、豚ロースみそ漬け焼きの2種類を用意した。
 3月の売り上げは前年同期と比べて半減し、店は今月11日から5月6日まで休業中。店長の吉田史子さん(49)は「創業時からのお客さんも多く、『店が休みで寂しい』という声も頂く。変わらぬ味を届けたい」と腕によりをかける。
 宅配期間は5月6日まで。受付時間は午前11時〜午後2時半。代金が2500円未満の場合は、配達料が別途500円かかる。連絡先は070(6472)9966。


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2020年04月27日月曜日


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