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国会議員もテレワーク 緊急宣言で地元活動制約

新型コロナウイルスの情報をライブ配信する議員=15日午後9時ごろ、参院議員会館

 新型コロナウイルスの感染が広がり、選挙区での活動が制約される東北の国会議員が、動画のインターネット配信や電話などを使ったテレワークに力を注いでいる。緊急事態宣言が全国に拡大され、地元入りは当面難しい。有権者との意思疎通はしばらく「オンライン」が主流になりそうだ。
 「こんばんは。今日も国会事務所から生配信していきます」。立憲民主党の石垣のり子氏(参院宮城選挙区)は新型コロナの情報を動画投稿サイト「ユーチューブ」などで連日届ける。
 3日に配信を始めた石垣氏は「地元で市民に接する機会を確保しにくい分、定時に新型コロナ関連のトピックスを提供して危機意識を共有したい」と語った。
 芳賀道也氏(参院山形選挙区、無所属)は2日、舟山康江氏(同)と共に国政報告の動画を作り、公式ホームページに掲載。「あらゆる手段で地元の意見や課題を吸い上げ、国会質疑につなげる」と強調する。
 国民民主党の緑川貴士氏(衆院比例東北)は3月13日、ユーチューブにチャンネルを開設し、新型コロナ関連の話題を伝える。議員会館の自室に、シンボルカラーの緑をちりばめた「スタジオ」を設けた。「国民の不安に寄り添いつつ、政治を身近に感じられる動画にしたい」と話す。
 舟山氏を除く3人は元アナウンサー。自身の強みを生かし、有権者の関心をつなぎ留めようと懸命だ。
 自民党は党所属の国会議員に、緊急事態宣言期間中の地元入り自粛を求める通達を9日付で出した。
 小野寺五典元防衛相(衆院宮城6区)は、地元の中小企業経営者らと1日50回ほど電話でやりとりする。融資の適用条件や県産牛の価格下落など、相談内容は幅広い。
 小野寺氏は「現地に出向けず歯がゆさはある。農林水産や観光といった宮城ならではの新型コロナに関する課題を聞き、国の施策に反映させたい」と述べた。


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2020年04月27日月曜日


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