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宮城県高総体も中止へ 30日にも発表 「致し方ない」県高体連

 新型コロナウイルス感染拡大を受けて全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決まる中、同大会の予選を兼ねた宮城県高校総体(5月23〜26日、6月6〜8日)も中止となる見通しであることが27日、複数の関係者への取材で分かった。
 県高校体育連盟(県高体連)は27日を回答期限に、県高総体中止を含む本年度計画案の承認を理事71人に求めた。当初、臨時理事会を予定したが、書面で決議することとした。30日にも正式発表する。
 理事の一人は「感染が拡大する現状では中止せざるを得ない。県高体連の方針に反対する理由はない」と話した。別の理事は「たくさんの人が亡くなっている状況であり、感染拡大を防ぐためにも中止判断は致し方ない」と理解を示した。
 全国高等学校体育連盟(全国高体連)は26日、生徒らの安全を最優先にインターハイ中止を発表した。東北では青森、岩手、福島の3県が同日までに県高総体中止を決めた。
 東北高校体育連盟も27日、東北高校選手権の中止を発表した。

◎「3年生のため」代替開催を模索 東北各県関係者

 インターハイや県高総体の相次ぐ中止に伴い、東北各県の高体連で代替案を探る動きが出始めた。学校の再開時期などはまだ見通せないが、一部の競技関係者は安全に部活動ができるようになることを前提として「3年生のために」と具体的に計画を練る。
 宮城県高体連陸上専門部はインターハイなどの中止を想定し、以前から部内で対応を協議してきた。県高総体が中止になったとしても、6月に学校が再開する場合は7月に代替となる大会を実施したい意向だ。
 陸上専門部役員は「新型コロナが終息し次第、大会を実施してあげたい。授業もままならない中なので難しいかもしれないが、3年生が出場できる大会を開きたい」と訴える。
 他の競技もできる限り開催を目指す。相撲専門部は「練習を再開して試合勘を取り戻すのに1カ月は必要。5月中に判断したい」とする。ある屋内競技の専門部は「安全が担保されてから開催する方法を探る。やっぱり駄目となったら生徒が傷つく」と慎重に見極める構えだ。
 全国高体連は26日、3年生が成果を発表できる場や大会の検討を各都道府県高体連に要望する方針を明らかにした。岩手県高体連は「具体的な方向性はこれからだが、専門部から代替案が出てきたら相談に乗りたい」、青森県高体連は「3年生にとっては区切りの大会が必要。知恵を絞っていきたい」とした。


2020年04月28日火曜日


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