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<いぎなり仙台>巡る春この本読むべ!「退屈をぶっとばせ!」 夢中への扉 プロが指南

退屈をぶっとばせ!
大網拓真さん

 家にいることに飽きている子たちに読んでほしいのが「退屈をぶっとばせ!」(オライリー・ジャパン)。10代のための本で、買ったゲームやおもちゃで遊ぶのではなく、身の回りの物で自分で遊びを作るなど、夢中になれるものを見つけるヒントがいっぱいです。
 原著を手掛けたのは米国の編集者ら。オランダ留学中の2013年に出合い「自分の子ども時代にあれば良かったのに」と感じて、帰国後に出版社に打診して翻訳を担当しました。
 楽器を作る、物を分解して修理する、インターネットで映画をチェックするといった家で一人でできることもあります。「きみはテクノロジーを使っているのか? それとも使われているのか?」といった哲学的な項目もあって間口が広く、子ども相手でも手加減していないのがいいんです。
 すごいのは、各項目をその分野のプロが書いていること。より深く知りたい人に向けて書籍やウェブサイトなど参考資料も紹介していて、のめり込みの入り口としてよくできています。

◎視野広がるきっかけ/図工室運営・エンジニア 大網拓真さん(31)

 1を100にするのではなくゼロを1にする本。これも、あれも、できる。気に入ったものからやってみて。住む場所やお金の有無による格差を感じる人や学校を退屈と思う人も、いろいろな選択肢や尺度を知り、試し、視野が広がるきっかけになるといいですね。


2020年04月28日火曜日


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