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<いぎなり仙台>巡る春この本読むべ!「カガク力を強くする!」 科学者の説明 疑い比較

カガク力を強くする!
川上伸昭さん

 今、世界中が新型コロナウイルス感染症に悩まされています。毎日テレビでも取り上げられ、「クラスター」や「潜伏期間」、「PCR検査」など、難しい科学用語が飛び交います。
 やみくもに怖がるのではなく、正しく恐れるためには、感染症について説明する科学者の言葉を正しく理解する力が求められます。
 「カガク力(りょく)を強くする!」(岩波ジュニア新書)で筆者は「科学のことを毛嫌いしたままでは済まない世の中になっている」と指摘しています。
 科学者によって言うことが違うことがあります。説明をうのみにせずに疑い、複数の説明を比べて整理し、吸収する力が大切。これが「カガク力」です。
 筆者は文系の大学から、新聞社に就職しました。自らを「理科嫌いの科学記者」と名乗りつつ、「科学技術とどう向き合うかで、人生は大きく左右される」と言い切ります。
 身近な話題も多く、興味深い内容です。得意不得意にかかわらず、科学に触れてみてはどうでしょうか。

◎今こそ本と親しんで/宮城大学長 川上伸昭さん(63)

 同じ筆者が書いた「科学のミカタ」(毎日新聞出版)は、科学的な知識がなくても気楽に読むことができる1冊。「非専門家」としての素朴な疑問が面白く、易しい文章で書かれています。こういう時期こそ、若い世代にはじっくりと本に親しんでほしいですね。


2020年04月30日木曜日


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