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酒どころの秋田で消毒用アルコール続々登場

秋田銘醸が製造する「美酒爛漫 秋田リキュール71」

 酒どころの秋田県の酒造会社が新型コロナウイルス感染拡大で不足する消毒液の代替品製造に相次いで乗りだした。美酒爛漫(らんまん)の銘柄で知られる秋田銘醸(湯沢市)は30日、秋田県産米を原料にした消毒用の高濃度アルコール「美酒爛漫 秋田リキュール71」の製造を始めると発表した。同社のオンラインショップで11日から販売する。
 清酒醸造時に出る酒かすを使った「かす取り焼酎」にアルコールを混ぜ、アルコール度数71%のリキュールを造る。伊藤崇営業企画室長は「醸造用アルコールに加水して消毒液を作るケースが多く、酒かすから製造するのは珍しいと思う」と話した。
 1本700ミリリットル入りで、希望小売価格は1870円。湯沢市など公的機関への寄贈も予定している。
 天寿酒造(由利本荘市)は「天寿スピリッツ67」を県内中心に販売する。日本酒の原料用アルコールの度数を95%から67%まで落とし、スピリッツにした。手指消毒用に使える。
 1本300ミリリットルで980円。2万8000本を製造し、5月上旬から県内の酒店などで販売する。
 オエノンホールディングス(HD、東京)グループの秋田県醗酵(はっこう)工業(湯沢市)は、焼酎用のアルコールを希釈し、アルコール度数を95%以上から77%に落としたスピリッツ「秋田県醗酵77」の製造を始める。1本720ミリリットル入り。1000本限定で、5月中旬から希望する県内の医療機関に無償提供する。担当者は「普段から支えてくれる秋田の人に消毒液で恩返しをしたい」と話した。
 連絡先は秋田銘醸0183(73)3161、天寿酒造0184(55)3165、オエノンHD047(705)7790。


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2020年04月30日木曜日


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