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単身赴任者、寂しいGW 帰省自粛の動き広がる

外出自粛の動きが広がり、閑散とした仙台空港=29日午前11時ごろ

 新型コロナウイルスの影響で5月6日まで緊急事態宣言が続く異例の大型連休となる中、単身赴任者の間で帰省自粛の動きが広がっている。支店経済の街・仙台の会社員をはじめ、東日本大震災の応援職員の帰省にも影響を及ぼしている。
 大手飲料メーカーの仙台支店で働く管理職の男性(52)は、家族3人が暮らす東京都内への帰省を取りやめた。「自宅でゆっくりしたいのが本音だが、感染拡大を防ぐため身勝手な行動はできない」と話す。
 会社が緊急性が高い用事以外は帰省しないよう呼び掛けたこともあり、ほとんどの同僚が仙台で「ステイホーム」状態。東京に帰るか迷っていた同僚もいたが、男性は「2週間前に緊急事態宣言が全国に拡大し、空気が一変した」と説明する。
 連休中の楽しみはビデオ通話を利用した「オンライン帰省」だ。「家族の表情や家の様子が分かり、予想以上に寂しさは感じない」と話す。
 東北の被災自治体に派遣された応援職員にも帰省自粛の動きが広がる。宮城県南三陸町は応援職員44人に対し、東京や大阪など感染者が多い「特定警戒都道府県」への移動を控えるよう呼び掛けた。
 東京都世田谷区役所から派遣されている石田貴幸さん(36)は「同僚や友人がいる東京、実家がある大阪のどちらにも帰ることができない。連休中は外出を控え、感染拡大が終息したら安心して帰省したい」と話す。


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2020年04月30日木曜日


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