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<いぎなり仙台>巡る春この本読むべ!「10年前の君へ」 「今」を大切に生きよう 

10年前の君へ
伊東洋平さん

 20歳の時に全身の筋肉が徐々に衰える難病、筋ジストロフィーと診断された歌手の小沢綾子さん。現在は病と向き合い、精力的に音楽活動をされていますが、当時は「10年後には寝たきりになる」と宣告され、人生のどん底にいたと言います。その時の自分に向けてつづったのが「10年前の君へ」(百年書房)です。
 「人の時間には限りがある。私の場合はそれが分かりやすいだけなんだ」。宣告された当時に聞きたかったと今だから思う言葉が、手紙のような文体で淡々と記されています。厳しい現実に立ち向かう小沢さんの言葉から、「今を大切に生きる」ことを教わります。
 でも、これって実践できそうで意外と難しいですよね。アーティストも売れることばかり気になりがち。「本当に大切なのは、目の前の観客を笑顔にすることだ」と気付くのに、自分も時間がかかりました。
 「全力で生きれば未来はそんなに悪くない」。この本はそう語り掛けてくれるはず。本文38ページと読み切りやすい長さです。

◎自分の可能性信じて/シンガー・ソングライター・伊東洋平さん(39)

 中高生向けに出前授業もしています。「目標が持てない」と悩む生徒が多いようですが、私自身は皆さんの鋭い感性にいつも驚かされますよ。素晴らしい力を持っているのですから、自分の可能性を信じてみてください。とことん、何かに打ち込んでみましょう。


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2020年05月02日土曜日


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