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9月入学制「賛成」57.8% 入試、就職に疑問や不安も・・・ 本紙SNSアンケート

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校休校を受け、学校の始業や入学時期の9月への移行に関し、河北新報社は会員制交流サイト(SNS)の無料通話アプリLINE(ライン)で読者らにアンケートを実施した。9月入学制に「賛成」と答えた人は57.8%と過半数を占めた一方、「どちらでもない」が28.1%、「反対」は14.1%で、入試や就職面での疑問や不安を訴えた。

 回答者のうち、9月始業、入学の対象となる子どもがいる人(もしくは本人)で「賛成」したのは59.1%。いない人(同)の55.8%をやや上回った。
 賛成した理由を尋ねると「9月開始で必要な授業時間を確保できる」との声が相次いだ。小中学生の子どもがいる仙台市青葉区のパート女性(47)は「夏休みを返上しても、来春までに本年度の学習や行事を終わらせるのは無理」と全国一律の対応を求めた。
 「何度も休校を延長するより児童生徒が精神的に安定する」と大崎市の公務員男性(33)。若林区の主婦(46)は「インフルエンザにかかりながら入試を受ける子どもが毎年いる」と冬の入試時期をずらせるメリットを挙げた。
 「どちらでもない」と答えた人は、教育問題をはじめ、社会全体の在り方に関わるため慎重な議論を求める意見が目立った。
 反対した人は「秋に感染が終息するとは言い切れない」と疑問視する。青葉区の女子高校生(18)は「勉強の足並みをそろえる理由で提案されたが、大学受験を控えて毎日勉強してきた努力が台無しになる」と訴える。山形市の女子大学生(21)は「卒業時期がずれると就職活動に影響が出てしまう」と心配した。
 一部政治家は秋入学が主流の欧米と歩調を合わせる利点を挙げるが、角田市の無職男性(64)は「コロナに隠れて今がチャンスとばかり、政治家の勝手が透けて見える」と切り捨てた。
 調査は4月30日と今月1日、「読者とともに 特別報道室」のLINEで友だち登録する人に実施し、377件の回答があった。


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2020年05月03日日曜日


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