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大崎・鳴子のかんがい施設「南原穴堰」 水利組合、落ち葉や土砂清掃

地上部分にたまった落ち葉などを取り除いた
沢から取水した水がトンネル部分に入る「穴口」

 世界農業遺産「大崎耕土」では、厳しい自然環境を先人の知恵と努力で活用してきた。大崎市鳴子温泉のかんがい施設「南原穴堰(ぜき)」もその一つ。現地で3日、地元の南原穴堰水利組合が清掃活動をした。
 南原穴堰は1644〜47年に掘られた。全長1880メートルのうち1330メートルがトンネルだ。組合員と近隣の住民の約20人が水路の落ち葉を取り除いたり、堤を補強したりした。トンネル部分には「狭間(さま)」と呼ばれる横穴のゲートを開けて水を流し、たまった土砂を排出した。
 南原穴堰は今も地域の水田や牧草地を潤す。今月下旬には田植えが始まる。
 水利組合の上野孝作組合長(64)は「江戸時代から守ってきた水路を、次世代に引き継いでいきたい」と語る。


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2020年05月04日月曜日


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