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さよなら街の映画館 シネコン「ルミエール秋田」16日閉館

16日に閉館するルミエール秋田

 秋田市のJR秋田駅東口のシネマコンプレックス(複合型映画館)「ルミエール秋田」(5スクリーン718席)が16日に閉館する。運営する南部興行(盛岡市)によると、郊外型シネコンとの競合のほか、ヒット作品に恵まれず収益が悪化していたといい、13年の歴史に幕を下ろす。
 映画館は2004年にオープンしたが、当時の運営会社の賃料支払いを巡るトラブルで05年から長期休館。運営を引き継いだ南部興行は3億円をかけ映写機を一新するなど設備を充実させ、07年に再開した。
 毎年7月には65歳以上の高齢者が500円で映画を鑑賞できるシニア映画祭を開催するなど「秋田の街の映画館」として親しまれた。だが、年々業績が悪化し、映画館が入る交流施設「アルヴェ」を管理する秋田新都心ビル(秋田市)との契約を3月に更新できなかった。
 南部興行の小暮信人社長(73)は「引き継いだ当初はまだ良かったが、ここ数年は映画館としての利益が出ず赤字が続いていた」と説明。「地域の人から応援の声を頂いていたのに、残念だ」と語った。
 映画館は今後、新都心ビルの親会社である秋田ケーブルテレビ(秋田市)制作の番組などを上映する場やeスポーツの会場としての活用が検討されている。
 市中心部には「有楽町」と呼ばれる映画館街があったが12年に最後の映画館が営業を終えた。ルミエール秋田の閉館で市内の映画館は郊外のイオンモール秋田にある「TOHOシネマズ秋田」(8スクリーン約1700席)だけになる。


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2020年05月06日水曜日


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