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「みんなと遊びたい」 仙台朝市の保育園、こいのぼりに園児の願い

願いを込めて作ったこいのぼりの完成を喜ぶ園児たち

 早くみんなで遊べますように−。新型コロナウイルス感染防止のため保育施設の登園自粛要請が続く中、仙台市青葉区の保育園で、登園した園児と自宅にいる園児が共同作業でこいのぼり作りに取り組んだ。在宅の園児は、願い事を書いたうろこ形の画用紙を園に送って参加した。保育士らは「大変な時こそ仲間の存在を感じてほしい」と広く優しく園児を見守っている。
 こいのぼり作りに取り組んだのは仙台朝市内のビルにあり、同じ法人が運営する朝市センター保育園と朝市っこ保育園。4月半ば以降、登園する園児が一時、在籍する計60人中20人前後に減り、家で過ごす親子の孤立を懸念した保育士らが企画した。
 在宅の園児らには、うろこ形に切った色画用紙を手紙と共に郵送し、願い事や絵などで彩ってもらった。いつも園児に温かいまなざしを向ける仙台朝市の商店主らにも色画用紙を配って協力を得て、登園する園児と保育士らが、うろこ約100枚ずつで覆われたこいのぼり四つを完成させた。
 青空が広がった1日、両保育園が入居するビルの屋上でこいのぼりがお披露目され、取り囲んだ園児が完成を喜んだ。うろこには「保育園でいっぱい遊びたい」「マスクなしでお話ができる日を」「朝市がにぎわいますように」など、感染終息への多くの願い事が並んだ。在宅の園児には、写真を掲載したお便りを送った。
 発案した朝市センター保育園保育士の渡部友紀さん(48)は「ずっと家で過ごすのは親子とも大変だ。園の仲間として何ができるか考えたい」と強調。安達喜美子園長(60)も「子どもの健やかな成長を願うのがこいのぼり。ウイルスを正しく恐れつつ、全員そろって元気に遊べる日を心待ちにしている」と話す。


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2020年05月08日金曜日


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