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宮城の80代男性死亡 新型コロナで東北初

 宮城県は9日、新型コロナウイルスに感染していた県内在住の80代男性が同日死亡したと発表した。県は詳細を明らかにしなかったが、4月中旬に感染が判明した県北部の男性とみられる。東北で感染者の死亡が確認されたのは初めて。
 県によると、男性は県内の感染症指定医療機関に入院中に容体が急変した。感染が判明した当初は症状がなかったが、重症化したため人工呼吸器を装着して治療を受けていた。持病があったという。
 県庁で記者会見した県疾病・感染症対策室の小山高史室長は、死因を「新型コロナによるもの」と説明。「遺族の心情に配慮する」として、具体的な症状や経過を公表しなかった。
 村井嘉浩知事は談話で「亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げる」と弔意を表した。今回の公表については「新型コロナで死亡するリスクがあることを県民に知ってもらい、感染予防対策の徹底を継続してもらうことが目的で、どの患者が亡くなったかを伝えるものではない」との見解を示した。
 県内で9日までに感染が確認されたのは88人で、4月29日以降、新たな感染者はいない。このうち79人が退院し、入院・療養中の8人に重症者はいないという。
 県は7日、休業や営業自粛の要請を全面解除する一方、県境をまたいだ移動や接待を伴う飲食店の利用自粛を要請。密閉、密集、密接の「3密」を避けるなど「新しい生活様式」の徹底を呼び掛けている。


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2020年05月10日日曜日


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