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三陸の魅力をビールで 岩手・大船渡の企業が通販、ツバキ茶やユズ使用

通信販売を始めた「週末のうみねこ」(左)と「恋するセゾン」

 岩手県大船渡市のクラフトビール会社、三陸ブルーイング・カンパニー合同会社が、三陸地域の副原料を使ったオリジナル商品の通信販売を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛のため自宅でビールを楽しむ人は多く、同社は「三陸の魅力をビールで楽しんでほしい」とPRする。
 商品は、岩手沿岸南部で手摘みした気仙ツバキの茶葉を加えた「週末のうみねこ」、陸前高田市産ユズや大船渡市産サンショウを使用した「恋するセゾン」の2種。いずれも330ミリリットル入り700円で、4月初めからウェブサイトで注文の受け付けを始めた。
 6月中旬には登米市産ブランド米「だて正夢」を使った「伊達(だて)男IPA」も発売する。苦味やフルーティーさのバランスがよく、キレのある味わいという。
 同社は2018年6月設立。自社工場はなく、全国各地のビール醸造所にレシピと原料を持ち込み、独自商品を委託醸造する。
 三陸や東京などの一部店舗で販売したりグルメイベントに参加したりして商品を売り込んでいたが、新型コロナの影響を受けた店の休業や催事中止で販売量が激減。通販に乗り出した。
 現在の生産量は年間6000リットル程度だが、今後は1万リットルに増やしたい考え。三陸の果物を使った新商品の開発も進めている。
 同社代表の南忠佑さん(43)=東京=は「自宅で楽しんだ後は実際に三陸に足を運び、自然を感じながらビールを味わってほしい」と話した。


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2020年05月11日月曜日


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