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宮城知事、死者の詳細は非公表 「今後は個別に判断」

 村井嘉浩宮城県知事は11日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染による死者を9日に発表した際、遺族への配慮を理由に持病の種類や病状の経過を非公表とした対応について「(リスクを知ってもらう上で)基礎疾患の有無を伝えれば十分と考えた」として妥当との認識を示した。「今後はケースごとに判断する」とも述べた。
 村井知事は「『この病気だと命を落としやすい』とのデータは示されていない」と強調。持病の種類を発表する公益性を否定した。
 県のこれまでの公表資料によると、県内で感染が確認された80代男性は1人。関係者が偏見や差別にさらされる恐れがあり、「県として遺族に配慮したことを分かってほしい」と理解を求めた。
 病状の経過を明かさなかった点に関しては、県民が容体の経緯を知っても自らの体調管理に生かせる可能性が低いとの見方から、「医師が判断することだ」と語った。
 一方、自宅療養中の軽症者が容体急変で死亡するなど、特異な事例が発生した場合は「報道対応の仕方を変えたい。個別事案ごとに判断していく」と説明した。
 全国では、遺族の同意を得た上で、愛知県が持病の種類を、京都府では病状の経過や死因をそれぞれ発表している。


2020年05月12日火曜日


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