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「被災地の今」発信 宮城県の月刊誌、初の休刊 外出自粛で編集ストップ

休刊に追い込まれた「NOW IS.」。数々の著名人が表紙を飾った

 東日本大震災の月命日に発行する宮城県の月刊広報誌「NOW IS.(ナウイズ)」が48冊目の4月号で休刊に追い込まれた。新型コロナウイルスの感染拡大で、著名人が被災地を訪れる特集が組めず、5月号を断念した。県は6月号から再開を目指すが、編集方針は決まっていない。
 休刊は2016年5月の創刊以来初めて。県は震災の風化防止を目的に毎月1万9000部発行し、県内の市町村や全国の行政機関に配布していた。
 復興を支援する県ゆかりの著名人らが被災地の住民を訪ねたり、観光地を紹介したりする企画が中心。アイドルグループ「Hey!Say!JUMP」の八乙女光さんが表紙に登場した今年3月号は、各地から1000件を超える問い合わせがあった。
 新型コロナウイルス特措法に基づく4月の緊急事態宣言で不要不急の外出自粛が求められ、編集作業がストップした。県は6月号の準備を進めるが、首都圏など県境をまたいでゲストを招くのは難しい状況で、既存の写真やイラストの活用なども検討する。
 県震災復興推進課の担当者は「被災地宮城の今を全国の支援者に知ってもらう大事な取り組み。工夫して何とか6月には発行したい」と話す。


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2020年05月12日火曜日


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