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タク配や合同販売支援、盛岡の経済団体が飲食店バックアップ

近隣の飲食店6店舗が弁当を並べた合同販売所=11日、盛岡市大通

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが落ち込む飲食店をバックアップしようと、盛岡市の経済団体などが独自の支援策に乗り出した。テークアウトの商品をタクシーが宅配するサービスや、複数の店舗が合同で弁当を売る販売所の提供を開始し、地元の事業者を下支えする。
 盛岡商工会議所青年部は8日、市内の飲食店のテークアウトメニューをタクシーで配達する取り組みを始めた。利用客が各店舗に電話注文すると、店で商品を受け取ったタクシーが市内ほぼ全域に一律500円で宅配してくれる。
 参加店舗を紹介するホームページも作成し、居酒屋や焼き肉屋など約40店舗を掲載。会議所の会員ではない店もあるが、青年部の山県富雄会長は「力を結集して経済を支援したい。将来の盛岡のまちづくりにもつながる」と力を込める。
 タクシーは市内14社が参加。盛岡地区タクシー協会の大野尚彦理事長は「空車のままでいるより、乗務員のモチベーション維持になる。地域のために今後も継続する仕組みを考えたい」と、新型コロナ終息後のビジネスモデルも見据える。
 盛岡大通商店街協同組合は11日昼、市中心部の事務所ビル前に弁当の合同販売所を設けた。初日は近隣の飲食店6店舗が参加。商店街の店員や昼休みの会社員らが次々に買い求め、用意した弁当計103個は1時間足らずで完売した。
 市大通のワインレストラン「ヌッフデュパプ」のスタッフ千田泰河さん(38)は「1店舗だけで売るよりも、情報発信がしやすくて助かる。相乗効果に期待している」と歓迎した。
 組合は4月下旬に実施したアンケートで周辺飲食店からテークアウトの支援事業を求める声が多数上がったのを踏まえ、合同販売所の設置を企画。当面は土日も含めて毎日続け、駐車場がない店舗向けに商品の受け渡し場所も提供する。


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2020年05月13日水曜日


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