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高級魚ホシガレイの稚魚、石巻に搬入 7月放流に向け育成

ホシガレイの稚魚をタンクに移す関係者=石巻市の鮎川漁港

 東北区水産研究所宮古庁舎(岩手県宮古市)から提供された高級魚ホシガレイの稚魚3万5000匹が13日、宮城県石巻市の鮎川漁港と寄磯漁港に搬入された。地元漁業者や宮城県などが実施する事業で、両港を含む県内6カ所で計15万匹を放流できるまで成長させる中間育成に取り組む。放流は7月の予定。
 両港には体長約3〜5センチの稚魚がトラックで到着。漁業者や市場関係者、県職員が集まり、バケツリレー方式でトラックの水槽からタンクに移した。
 漁業者らが約2カ月をかけて8センチ程度まで育て、各港の砂地の海域に放流する。約2年で30センチ以上に成長し、漁獲可能な大きさになるという。
 ホシガレイはカレイ・ヒラメ類の中で最も高級な魚で、仙台市内や東京都内の日本料理店、すし店に流通する。宮城県内では1キロ当たり約4000円と水揚げ魚種で特に高値が付く。
 県は1995年にホシガレイの種苗生産・放流事業を開始。漁獲量は年々増え、昨年は10年前の約4倍に当たる21トンだった。
 毎日の餌やりとふんの処理、水温管理は地元漁業者が担う。中部地区栽培漁業推進協議会の阿部恵一さん(60)は「漁業者が自ら育成することは意義深い。適切な資源管理をしながら漁を進めたい」と話した。


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2020年05月14日木曜日


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