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4月の街角景気は最低 巣ごもりや休業で停滞 東北

 東北活性化研究センターが13日発表した6県の4月の景気ウオッチャー調査結果によると、景気実感を3カ月前と比べた現状判断指数(DI、季節調整値)は9.7で、前月に比べ6.2ポイント低下した。悪化は3カ月連続。新型コロナウイルス感染拡大の影響が一段と強まり、比較可能な2002年1月以降で最低となった。
 これまでは東日本大震災と東京電力福島第1原発事故が起きた11年3月の11.2が最も低かった。
 分野別(原数値)は、家計動向が2.5ポイント低下の14.5、企業動向は8.8ポイント低下の8.3で、ともに3カ月連続で前月を下回った。
 外出自粛や休業要請に伴うダメージが大きく、大半のウオッチャーが「来客数がこんなに悪く、人の流れがない経験は初めて」(商店街)「現在の売り上げはインターネット通販のみで、8割減になっている」(食料品製造業)と厳しい状況を訴えた。
 2、3カ月先の見通しを示す先行き判断DI(季節調整値)は1.3ポイント低下の18.6で、3カ月連続の悪化。過去最低の11年3月の18.2に迫った。
 「今月や来週、今日の状況も分からない不安の中で経営を続けるのは精神的にきつい」(酒類専門店)「先が全く見えない。イベントも軒並み中止になり、悪いとしか言えない」(旅行代理店)と悲観的な見方が相次いだ。
 センターの担当者は「4月は政府の緊急事態宣言が全国に広がり、『巣ごもり』やテレワークが増えた。経済活動が停滞し、あらゆる分野に影響が表れている」と分析。「ウオッチャーの多くが、景気が改善するかどうかは新型コロナの収束次第とみている」と指摘した。
 センターは内閣府実施の東北分の調査を担当。小売業者など189人のうち168人から回答を得た。


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2020年05月14日木曜日


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