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「やはりスクリーンはいい」仙台など映画館再開 客足回復はこれから

映画の上映前、劇場の入り口で手を消毒する来場者=15日午後0時15分ごろ、仙台市青葉区のフォーラム仙台

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が39県で解除されたことを受け、東北の映画館で15日、再開の動きが出始めた。秋田を除く東北5県と栃木県でミニシアター系映画館を運営するフォーラムシネマネットワーク(山形市)は、臨時休業した全10館のうち7館で営業を再開した。
 仙台市青葉区のフォーラム仙台と宮城野区のチネ・ラヴィータは午後に営業を再開。東日本大震災の犠牲者と遺族の気持ちをつなぐ場として岩手県大槌町に設置された電話ボックスを題材にした「風の電話」(諏訪敦彦監督)など、全14作品を計22回上映した。
 緊急事態宣言の解除翌日だったが、平日の金曜とあって客足はまばら。感染防止のため、館内は前後左右が空席になるようチケット販売を工夫し、1スクリーン当たりの入場者を半数に減らした。観客にはマスクの着用を求め、上映終了ごとに肘掛け、ドアノブなどの消毒や換気を徹底した。
 映画ファンには待ちに待った再開。角田市から車と電車で1時間半かけて仙台フォーラムにやって来た無職飯淵善男さん(71)は「やはりスクリーンで見る映画はいい。早く普通の日常に戻って気軽に楽しみたい」と話し、一日も早い事態の収束を願っていた。
 フォーラム山形(山形市)では、営業再開を待ち望んでいたファンが朝から訪れた。ネットワークの長沢純専務(43)は「臨時休業の直前よりお客さんが戻り、希望を持てるスタートになった。新しい生活様式の中にも映画を楽しむ習慣を取り入れてもらえたらうれしい」と話した。
 宮城県内のシネコンでは、TOHOシネマズ仙台(仙台市青葉区)、109シネマズ富谷(富谷市)、シネマ・リオーネ古川(大崎市)、ユナイテッド・シネマフォルテ宮城大河原(大河原町)が15日に再開した。MOVIX仙台(仙台市太白区)、イオンシネマ石巻(石巻市)、イオンシネマ名取(名取市)、MOVIX利府(宮城県利府町)が18日の再開を予定する。


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2020年05月16日土曜日


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