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絵文字で意思表示 午前会合で生活にリズム 東北大教員がオンライン授業改善事例を報告

ノートパソコンやタブレットを使い、オンライン授業で学生とやりとりする教員。授業内容の改善に向けた取り組みが続く=東北大大学院工学研究科

 新型コロナウイルスの影響で全授業をオンラインで実施している東北大の教職員が、授業改善の取り組みを本格化させている。15日には効果的な事例を教員間で共有する学内シンポジウムをウェブ上で開催。教員ら約370人が参加し、学生の意欲や理解度を高めようと知恵を出し合った。
 東北大は4月20日からオンライン授業を試行、今月7日から本格実施している。学部生と大学院生の計約1万8000人が受講。教員が撮影した授業動画を学生が視聴するオンデマンド方式と、ビデオ通話システムを使ったリアルタイム方式を軸としている。
 シンポの事例報告では、大学院医学系研究科の虫明元教授が、生理学の授業で学生約150人を約30のグループに分け、ウェブ上で意見交換させた実践例を紹介した。「教員はウェブ上のやりとりを確認しながら助言するサポーターの役割を果たした」と述べた。
 オンライン授業は学生側の反応がつかみにくい課題もある。大学院経済学研究科の古谷豊准教授は、学生側が絵文字などで内容を理解したかどうか意思表示できる機能の活用例を説明。「学生との距離を縮め、理解度を測る取り組みになった」と成果を語った。
 教員同士の意見交換では「深夜にオンデマンド形式で授業を聴講する学生の体調面が心配」との質問が上がり、「生活リズムを整えてもらうため、午前中にウェブ上のミーティングを開催している」などの助言があった。


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2020年05月17日日曜日


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