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タイ航空経営破綻、仙台市など状況を注視 昨秋に直行便復活「存在大きい」

仙台空港に到着したタイ国際航空仙台−バンコク線の復活第1便。今年3月から運休が続く=昨年10月

 19日に事実上、経営破綻したタイ国際航空は昨年10月、首都バンコクと仙台空港を結ぶ国際定期便を5年ぶりに再就航させたばかりだった。新型コロナウイルスの影響で定期路線は運休中で、関係者は状況を注視している。
 週3往復の仙台−バンコク線は3月4日から運休。同25日に10月24日までの運休を発表した。再就航後の利用は好調で、東北を訪れるタイ人観光客が大幅に増加。東北運輸局のまとめでは昨年11月〜今年2月、タイ人の延べ宿泊者数は前年同月の113〜196%増で推移していた。
 仙台市は事実確認を急ぐ。郡和子市長は「バンコク線は東北唯一の東南アジア直行便。市はタイからの観光客誘致に長年取り組み、タイでも仙台・東北の認知度が高まってきたところだ。新型コロナの収束状況を見据えて対応を検討する」との談話を出した。
 東北観光推進機構の紺野純一専務理事は「タイ最大の航空会社であり、日本の路線は継続するのではないか」とみる。その上で「東北にとってバンコク直行便の存在は大きい。運航再開に向けて東北全体で取り組む必要がある」と語った。
 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の担当者は「タイ国際航空から連絡は何もなく、今後については何も言えない」と話した。


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2020年05月20日水曜日


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